2024年9月27日無料公開記事洋上風力発電
洋上風車一括搭載技術開発へ
戸田建設、NEDOの浮体式関連事業に採択
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開発中の「風車一括搭載技術」のイメージ
戸田建設は26日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「浮体式洋上風力発電の導入促進に資する次世代技術の開発」公募で、「コストミニマムを実現する風車一括搭載技術の開発」を提案し、採択されたと発表した。同事業は2026年3月末までの実施を予定している。
同事業では浮体式洋上風力の商用化に向け、中長期的に技術開発を進めるために、日本の周辺海域の気象・海象条件、水深、社会受容性等の観点を踏まえた技術課題等を抽出・整理・検証することを目的としている。
同社は再エネ海域利用法に基づく「五島市沖洋上風力発電事業」における浮体式洋上風力発電所建設とともに、スパー型浮体などのコストをミニマムとする風車一括搭載技術を開発・商用化することで、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。