2024年2月2日無料公開記事洋上風力発電

設置済み風車3基を陸揚げ、再構築
戸田建設、五島市沖洋上風力で

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 戸田建設は1月31日、五島市沖洋上風力発電事業について、風車3基を再構築すると発表した。同社は昨年5月に製作中の浮体の構造部に不具合が発見されたことを明らかにしており、その後海上に設置済みの風車3基のうち1基を陸揚げし検査を実施していた。
 検査の結果、長期にわたる健全性を確保することが難しいと判断した。残り2基も陸揚げし、計3基を再構築する。準備が整い次第、順次福江港岸壁に陸揚げし、再構築に着手する。運転開始時期は2026年1月の予定。
 五島市沖の浮体式洋上風力発電事業は21年6月に五島フローティングウィンドファーム合同会社が事業者に選定された。同社は戸田建設、ジャパン・リニューアブル・エナジー、大阪ガス、INPEX、関西電力、中部電力で構成されている。同事業の総発電容量は16.8MW、計8基の風車が設置される。

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