2024年1月10日無料公開記事洋上風力発電

石狩湾新港洋上風力が運転開始
JERA/GPI、日本初の8MW風車

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 石狩湾新港洋上風力発電所が1日より商業運転を開始した。JERAとグリーンパワーインベストメント(GPI)が4日に発表した。日本初の8MW型風車を採用した国内最大規模の商用洋上風力発電所となる。
 同発電所はシーメンス・ガメサ・リニューアブル・エナジー製の風車を14基設置し、総発電容量は112MWとなる。陸上工事は鹿島建設が、洋上工事は清水建設と日鉄エンジニアリングによる共同事業体が行った。
 発電した電力は同発電所の特徴でもある180MWhの蓄電池容量を持つプロジェクト変電所を経由し、北海道電力ネットワークの西札幌変電所を経て同社へ全量供給する。売電期間は20年間。
 JERAとGPIは今後、同事業を安定的に運営し、さらに同事業を通じた地域振興を石狩市と小樽市、地域住民らとともに取り組んでいくとしている。

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