2023年10月5日無料公開記事洋上風力発電
洋上風力とグリーン水素で協業
商船三井とEDFリニューアブルズが覚書
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商船三井とフランスのEDFリニューアブルズが洋上風力発電とグリーン水素関連事業で協業することで合意した。4日に両社が発表した。それぞれの知見を合わせて、これらの分野で取り組みを進め、「ネットゼロ・エミッション社会の実現に貢献する」としている。
両社が協業促進に関する覚書を締結した。
EDFグループで、再生可能エネルギー発電所の開発・建設・運営に取り組むEDFリニューアブルズは、洋上風力発電事業で10年以上の経験を持ち、特に浮体式の技術開発に強みがある。世界20カ国以上でエネルギー事業を展開している。昨年末時点で11.4GW(ギガワット)の風力発電所と太陽光発電所を運営している。昨年6月、再エネ導入拡大と洋上風力発電の発展に寄与することを目的として、日本にイーディエフ・リニューアブルズ・ジャパンを設立した。
商船三井の杉山正幸執行役員(電力・風力エネルギー事業群第二ユニット<風力発電事業>担当)は「世界中で洋上風力発電所の開発・運営とグリーン水素案件で幅広い経験を持つEDFリニューアブルズとの協業は洋上風力発電関連事業とグリーン水素事業を加速させると信じている」と発表の中でコメント。
EDFリニューアブルズのフレデリック・ベロイ副社長(国際業務担当)は「グローバルな洋上風力発電、グリーン水素に関連する海上輸送のイノベーションに熱心に取り組み、日本のエネルギー転換への貢献に尽力する」と述べている。