2021年11月16日造船、次の一手
《連載》造船、次の一手①
脱不況へ最後の正念場、資金確保課題に
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造船所は、手持ち工事枯渇の危機に瀕していた状況が一転して、今年は新造船の受注ラッシュに沸いた。多くの造船所が2年半~3年分の操業にめどが立ち、前を向き始めた。造船業の今後のテーマは数多くあるが、最も大きな課題は、資金だ。受注残を確保したとはいえ、市場最安値圏の船価で受注した船の建造に、過去最高値の鋼材コストが直撃し、当面のキャッシュアウトは免れない状況だ。10年以上続く造船不況で弱った体...
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