展望 船舶金融

    2020年1月24日

    ポセイドン原則、世界の船舶融資残高の3割に到達、BNPパリバとクレディ・スイス加盟で

     IMO(国際海事機関)のGHG(温室効果ガス)削減目標達成を支援する欧米の金融機関による自主的協定「ポセイドン原則(Poseidon Principles)」は22日、BNPパリ続き

    2020年1月23日

    《連載》複雑化する船舶金融/商工中金、船主支援を事業性評価起点に強化、地域金融機関とさらに連携

     商工組合中央金庫は、事業性評価と地域金融機関との連携に力を入れている。融資第二部の木戸口昌己部長と船舶チームは「船舶の大型化などを背景に協調融資のニーズが増える可能性があり、地域続き

    2020年1月23日

    山口FGと愛媛銀が業務提携、シップファイナンスで連携推進

     山口フィナンシャルグループと愛媛銀行は22日、業務提携「西瀬戸パートナーシップ協定」を締結し、この中でシップファイナンス分野での連携を推進すると発表した。  提携の理由について続き

    2020年1月14日

    《連載》複雑化する船舶金融/欧州の船舶融資<下>、ドイツ、北欧勢の低迷続く

    ■ドイツに変化か  欧州では船舶融資の貸出姿勢で大きな地域差がある。かつて欧州マーケットを席巻したドイツ勢は、コンテナ船の不良債権処理が長引いた影響で低迷が続いてきた。オフシ続き

    2020年1月10日

    《連載》複雑化する船舶金融/欧州の船舶融資<上>、主要銀減少、アジア勢が台頭

     「欧州銀はもはや(船舶融資で)かつての姿に戻ることはない」。欧州の船舶融資マーケットでは、欧州銀による融資姿勢の二極化傾向が続きそうだ。優良な欧州船主は有利な条件で借入できるが、続き

    2019年12月11日

    《連載》複雑化する船舶金融/山口FG、シップファイナンス室を新設、3行の担当一元化でサービス強化

     山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行が属する山口フィナンシャルグループは、法人事業本部の下に「モビリティ戦略部」を新設し、同部内に「シップファイナンス室」を設置した。3行の船舶担当を続き

    2019年12月9日

    伊予銀行、海事産業向け貸出残高8000億円超

     伊予銀行は6日に発表した2019年度中間決算発表資料の中で、9月末時点の海事産業向け貸出残高が8074億円(今年3月末比564億円増)になったと明らかにした。内訳は国内外航海運向続き

    2019年12月6日

    《連載》複雑化する船舶金融/邦銀・外銀座談会<下>、顧客との関係強化でリスク対応

    ■不透明な環境続く  司会 欧州銀による船舶金融はリーマン・ショック以降ずっと低迷した状況が続いている。今はどうか。  ベン「欧州の銀行は船舶マーケットにまだ戻ってきていな続き

    2019年12月5日

    《連載》複雑化する船舶金融/邦銀・外銀座談会<中>、合弁事業で成果、問題債権ゼロ

    ■国内外で一体運営  司会 次に三井住友信託銀行の強みを聞きたい。  平野「合併前の旧行がそれぞれに船舶融資を手掛けていて、50年近くの長い歴史がある。その歴史の中では良い続き

    2019年12月4日

    《連載》複雑化する船舶金融/邦銀・外銀座談会<上>、三井住友信託とクレディ・アグリコル、安定融資とグローバル展開が軸

     リーマン・ショック前後の海運大好況と大不況に代表されるように、海運ビジネスは他産業と比較にならないほど振幅が激しい。船舶への巨額資金を融資する金融機関も大きな変動と無縁ではいられ続き

    2019年11月29日

    《連載》複雑化する船舶金融/リース会社の船舶金融<下>、自社船事業、海外船主融資を拡大

    ■リース機能を発揮  「リース会社は銀行と同じではいけない。特徴を出さなくては」。これまで主力だった国内船主(船舶オーナー)向けファイナンス以外の領域でどう独自性を発揮してい続き

    2019年11月28日

    《連載》複雑化する船舶金融/リース会社の船舶金融<上>、船主向け融資苦戦、新分野開拓へ

     船舶ビジネスを展開するリース会社が、主力とする国内船主(船舶オーナー)向けの船舶融資で大苦戦している。貸出難などを背景に地方銀行などが融資攻勢を強め、コスト競争力などからリース会続き

    2019年11月7日

    《連載》複雑化する船舶金融/百十四銀行、海事関連融資、3000億円超へ、アセットF導入を準備

     百十四銀行の海事関連融資残高は今後数年で3000億円を突破する見通しだ。同行融資部が本紙との書面インタビューで明らかにした。シップファイナンスでは従来からのコーポレートファイナン続き

    2019年10月30日

    《連載》複雑化する船舶金融/大分銀、県内に軸足を置き営業活動、取引船主全体を底上げ

     大分県内の船主に軸足を置き船舶融資を行っている大分銀行。法人営業支援部シップファイナンス担当推進役補の髙橋陽一郎氏(写真左)、井上謙輔氏(同右)は本紙インタビューで、県内船主全体続き

    2019年10月23日

    ≪連載≫複雑化する船舶金融/中国銀行、過去5年で融資残高を大幅拡大、環境変化への対応重要に

     過去5年間で船舶融資残高を大きく伸ばしてきた中国銀行。コミットベースの残高は約2600億円まで増え、船舶で有力地銀の一角に名を連ねた。今後も中長期的な経営方針が明確な国内船主(船続き

    2019年10月11日

    ≪連載≫複雑化する船舶金融/福岡銀行、短期化など変化対応力を磨く、課題は海外オペ情報

     2000年代半ばに船舶融資市場に参入し、いまや伝統行に肩を並べるまでに融資残高を伸ばしてきた福岡銀行。アセットファイナンスの要素なども取り入れ、船主ニーズに応えてきた結果、コミッ続き

    2019年10月1日

    《連載》複雑化する船舶金融/船舶融資座談会<下>、日本海事クラスター維持へ尽力

    ■M&Aの選択肢なし  ― 船主業では次世代への事業継承も重要なポイントになる。金融機関としてどう見ているのか。  石井 船主にとって船舶保有は家業になる。家業を続けていく続き

    2019年9月30日

    《連載》複雑化する船舶金融/船舶融資座談会<中>、難しい案件増加、経験則通じず

    ■外銀との競合はない  ― 船舶融資需要の増加部分を新規行が担ってきたとのことだが、伝統行と新規行はうまく住み分けてきたということか。  吉崎 伝統行は、船種多様化や船型大続き

    2019年9月27日

    《連載》複雑化する船舶金融/船舶融資座談会<上>、伊予銀・愛媛銀・広島銀、残高増加、地場産業を支援

     船舶融資が複雑化の時代を迎えている。ここ数年、海外オペレーター向けや短期用船、BBC(裸用船)、超大型船など「難易度の高い融資案件」(金融関係者)が急増した。過去の経験則が通じず続き

    2019年1月22日

    日本港湾展望、競争力強化と働き方改革が課題

    競争力強化と働き方改革が課題日本港湾展望、環境変化への対応が鍵 2019年の日本港湾は、環境変化への対応とターミナルの競争力強化に向けた施策の推進が課題となる。コンテナ船社の合従連続き