中国/上海・寧波港など

    2024年2月13日

    《連載》海事産業と中国⑦、あらゆるエネルギーで大需要国に、輸送需要が多様化、輸入国から輸出国にも無料

     エネルギー輸送船の需要や市況にとって中国は大きなプラス要因にもマイナス要因にもなる。それだけ、この分野でも中国の存在感が高まっていることを示す。原油、石油製品、化学品、天然ガスま続き

    2024年2月9日

    《連載》海事産業と中国⑥、ドライバルク、巨大市場の脱炭素戦略に注目、量拡大から質転換へ無料

     中国は鉄鉱石をはじめとする輸入貨物の拡大で20年近くドライバルク市場を引っ張ってきた。中国の鉄鉱石輸入量が頭打ちになるなどこれまでのような量的拡大は見込めない中、今後は質的転換に続き

    2024年2月2日

    《連載》海事産業と中国⑤、川崎汽船・明珍幸一社長、成長3事業をバランス良く強化無料

     中国事業の展開方針について川崎汽船の明珍幸一社長は、ボーキサイトやLNG、電気自動車(EV)の輸送需要の高まりを踏まえ、「川崎汽船の成長を牽引する3事業(鉄鋼原料、自動車船、LN続き

    2024年1月31日

    《連載》海事産業と中国④、日本郵船・曽我貴也社長、LNG強化、自動車・ドライなど安定無料

     日本郵船の曽我貴也社長は中国の海運業への影響力について「今後もあらゆる船種で注目すべき国になる」との見方を示した。同社グループの中国での事業展開では、「これまで積極的に展開してき続き

    2024年1月29日

    《連載》海事産業と中国③、飯野海運・大谷祐介社長、輸出国化で海運の協業機会が増加無料

     飯野海運の大谷祐介社長は、中国で環境問題への取り組みが加速するにつれてクリーンエネルギーの需要が増すとして、「(中国の国土や人口を踏まえた)必要規模を考えると、世界においてキーポ続き

    2024年1月19日

    《連載》海事産業と中国②、NSユナイテッド海運・山中一馬社長、銅精鉱など脱炭素関連貨物に注目無料

     NSユナイテッド海運の山中一馬社長は、中国発着のドライバルク貨物が今後は全体的に減少傾向と見通しつつ、ケープサイズ・バルカーを中心に最も注目すべきマーケットであることに変わりはな続き

    2024年1月18日

    《連載》海事産業と中国①、商船三井・橋本剛社長、中国造船、環境対応船への積極姿勢に注目無料

     中国市場は2000年代初頭の「資源爆食」から大きく拡大し、海運マーケットにも多大な影響を与えてきた。商船三井の橋本剛社長は「爆発的な成長はほぼ終わった」とみるが、一方で、「絶対規続き

    2023年2月22日

    《連載》中国の転折点⑪、中国次第で世界的なドック不足に、修繕工事、当局の政策判断に影響

     世界全体の船舶修繕工事の5割を手掛けている中国の修繕ドック群。だがコロナ禍では当局の“ゼロコロナ政策”に伴い、これらドックに入渠できなくなる船が続出し、入渠予定だった船の3割が日続き

    2023年2月17日

    《連載》中国の転折点⑩、日本造船所、中国向け取引の難しさ増す、台湾船主との関係強固に

     日本の造船所にとって中国船社/船主には巨大な新造需要がある反面、「国輪国造」政策による制限から参入障壁が高いうえ、リスク要因が増えて難しさが増している。過去に中国企業向けの新造船続き

    2023年2月14日

    《連載》中国の転折点⑨、機器・部品の調達リスク浮上、コロナ禍の供給難で露呈、調達先多様化など対策急務

     新型コロナウイルス感染拡大でモノの往来が止まったことで、中国製品への依存度の高さが露呈した。舶用機器については、日本は国産化率が高い点が安定調達の強さにつながっていると言われてき続き

    2023年2月9日

    《連載》中国の転折点⑧、タンカー・ガス船、中国不在は想定難しく、地政学リスクへ備えも

     タンカーやガス船のマーケットでも、中国は大需要国として存在感を増している。原油の海上荷動きで中国のシェアは最大で、LPG市場でも需要国としての立場を固めつつある。LNGも一昨年、続き

    2023年2月6日

    《連載》中国の転折点⑦、自動車船、中国輸出急増で好機と課題、政治的影響強まるとの見方も

     中国の自動車輸出台数の急増が、自動車船部門に大きなチャンスと課題をもたらしている。年間300万台クラスの大輸出国の突然の出現は、自動車船の船腹需給逼迫と運賃・用船料上昇の一因にな続き

    2023年2月1日

    《連載》中国の転折点⑥、ドライバルク、“一本足”リスクを改めて意識、需給両面で影響甚大

     ドライバルクは主要海運部門の中で中国リスクが最も大きい。鉄鋼原料を輸送するケープサイズだけでなく、石炭・穀物を輸送するパナマックスやマイナーバルクを輸送するハンディバルカーでも中続き

    2023年1月31日

    《連載》中国の転折点⑤、中国マネー依存に見直し機運も、リース事業など、地政学リスク浮上

     世界の海運会社が中国マネーとの付き合い方を考え始めた。リーマン・ショック後の欧州銀退潮の穴を埋めてきた中国の船舶リースが揺れているからだ。圧倒的な規模でマネーを世界の船主に供給し続き

    2023年1月27日

    《連載》中国の転折点④、コンテナ船、予見可能性の低さがリスクに、中国シェアが下落傾向

     コロナ禍が始まって以降、中国における予見可能性の低さがサプライチェーンにおける新たなリスク要因として浮上している。2021年の塩田港の封鎖に始まり、22年春先の上海ロックダウン、続き

    2023年1月19日

    《連載》中国の転折点③、船舶管理、修繕の代替地確保が課題、航行安全上の影響も関心事に

     外航船の運航、船舶管理にとって、中国は切っても切り離せない。巨大荷主国、修繕の主要拠点でもある中国には多くの船が寄港し、その分、ゼロコロナ政策のような中国独自の政策から影響を受け続き

    2023年1月17日

    《連載》中国の転折点②、国内船主、地政学や政策リスクが浮上、中国建造に迷い

     国内船主(船舶オーナー)による中国造船所への姿勢が揺れている。従来型のリスクである建造品質については懸念が解消されてきたが、台湾有事などの地政学や政策リスクなどが新たな論点として続き

    2021年9月21日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応④、友聯船廠グループ、計33隻完工、高付加価値船の修繕に注力

     友聯船廠グループ(Yiu Lian Dockyard Group)は2017年に初の工事を手掛けて以降、多くの実績を積み上げてきた。現在完工した船はモス型で6隻、メンブレン型で2続き

    2021年9月14日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応②、上海中遠海運重工、300人以上に訓練、GTT承認も

     中国遠洋海運グループの上海中遠海運重工(COSCO Shipping Heavy Industry(Shanghai)はメンブレン型のLNG船3隻とモス型のLNG船4隻の修繕工事続き

    2021年9月10日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応①、上海華潤大東船務工程、人材・設備に5年前から本格投資

     巨大設備などを背景に世界の修繕基地としての地位を確立した中国。近年はバルカーやタンカーだけでなく、高付加価値船の修繕も手掛けるようになった。オフショア、FPSO(浮体式海洋石油・続き