ポストコロナの新常態

    2023年6月5日

    《連載》ポストコロナの新常態⑩、P&I保険、ヘルスケアは今後も充実へ

     コロナ禍で船員の死亡、病気、負傷といったクルークレームが増えて保険成績悪化の一因となったP&I保険。現在はクルークレームが大きく減少し、コロナ禍の影響は収まりつつある。クルークレ続き

    2023年6月2日

    《連載》ポストコロナの新常態⑨、コンテナ船社、安定収益確保へ事業多角化も、市況変動の影響を抑制へ

     コロナ禍に伴い、コンテナ船市況は過去に例を見ないほど乱高下した。コロナ禍当初は一時的に荷動きが落ち込んだが、2020年後半以降は荷動きの回復とコンテナ不足などの問題が重なった結果続き

    2023年6月1日

    《連載》ポストコロナの新常態⑧、船級・船籍、内容次第でリモート定着へ

     コロナ禍では船級、船籍でリモート検査の導入が加速した。ただ、導入が促進された部分とそうでない部分がある。アフターコロナに入り、コロナ禍を理由に例外的に旗国が認めていた条約検査など続き

    2023年5月31日

    《連載》ポストコロナの新常態⑦、自動車船、環境対応船のコスト議論本格化へ、変動幅拡大で安定調達志向強まるか

     自動車船部門では、今後増えていくLNG燃料船などの環境対応船のコスト負担の議論が本格化する見通しだ。同部門はコロナ禍を経て厳しい船腹不足となり、運賃がスポット・短期契約を中心に高続き

    2023年5月30日

    《連載》ポストコロナの新常態⑥、人手不足で造船の生産維持が課題

     造船業では、新型コロナウイルス感染の収束とともに、最大のテーマが人手不足にシフトした。新造船受注が拡大し、今後も力強い需要が見込まれているにもかかわらず、日本・韓国・中国の造船所続き

    2023年5月24日

    《連載》ポストコロナの新常態⑤、修繕は中国回帰、入渠先分散模索も

     コロナ禍で大きな影響を受けたのが船舶修繕工事だ。特に、世界全体の修繕工事の5割を手掛けている中国で、当局のコロナ感染対策などを背景にさまざまな混乱が発生した。規制緩和で再び中国に続き

    2023年5月23日

    《連載》ポストコロナの新常態④、国内船主、問われるインフレ対応力、船価高、船舶経費上昇、金利高

     国内船主の経営を取り巻く環境はニューノーマル(新常態)の様相を呈している。船価高、船舶経費上昇、金利高など、経済状況がインフレモードに突入したからだ。船価と用船料のミスマッチが常続き

    2023年5月22日

    《連載》ポストコロナの新常態③、船舶管理、「対面」のよさ再確認、得た経験とツールを生かす

     コロナ禍で大きな影響を受けた船員交代や修繕など船舶管理業務が正常化してきた。乗船前の新型コロナウイルス感染有無の検査などの対策は続けられているが、船員交代ができずに乗船が長期化し続き

    2023年5月17日

    《連載》ポストコロナの新常態②、ドライバルク部門、エクスポージャー「縮小」から「管理」へ、基幹船隊を再拡大

     コロナ禍は、2010年代の長期市況低迷に苦しんだドライバルク部門の回復を結果的に早めた。2000年代の海運ブーム期の過剰投資がその後大きな損失を生んだ反省から、邦船社のドライバル続き

    2023年5月15日

    《新連載》ポストコロナの新常態①、綱渡りの機器供給網、見直し必至

     3年以上にわたり続いた新型コロナウイルス感染が収束し、世界中で各種制約が解除されつつある。日本も今月から新型コロナの感染症法上の位置づけが「5類」に移行した。海事産業はコロナ禍で続き

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