台湾に洋上風力人材訓練施設開設
シェフィールド、日本語/英語/中国語対応

　シンガポールのシェフィールド・グリーンは14日、台湾の嘉義市に洋上風力人材育成のための訓練施設を開設したと発表した。10月23日に開所式が行われた。全面的な営業開始は来年1月を予定している。同訓練施設では国際風力機関（GWO）認定コースを日本語と英語、中国語で提供する。また、同社は日本や韓国、フィリピンに新たな訓練施設を建設することを検討している。
　同訓練施設ではGWO認定コースは基本安全訓練（BST）や基本技能訓練（BTT）上級救助訓練（ART）、基本安全訓練リフレッシャー（BSTR）を提供する。このほか、さらに高度でカスタマイズされたトレーニングプログラムを提供する予定だとしている。
　シェフィールド・グリーンは再生可能エネルギー向けの人材サービスを展開しており、トレーニングサービスの世界規模での拡大を目指している。先月25日にはスペイン・カナリア諸島にあるスティアラグループのトレーニングセンター事業買収の検討に向け、同グループと法的拘束力のない覚書を締結したことを明らかにした。