2024年10月11日無料公開記事洋上風力発電
日本の浮体式洋上風力事業で協力
アクテオンと大成建設、覚書締結
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海洋インフラサービスを提供するアクテオンは8日、大成建設と浮体式洋上風力分野で覚書を締結したと発表した。アクテオンは大成建設の国内浮体式洋上風力プロジェクトに対し、海底調査から詳細設計、基礎・係留ソリューション、洋上設置、O&M(運転保守)までライフサイクル全体にわたるサービスの提供を目指す。
アクテオンは全ての種類の浮体基礎に対し、設計・エンジニアリングから撤去に至るまでの係留ソリューションを提供している。サービスにはアンカーと係留システムの構築、浮体基礎の位置調整や接続、係留施工、検査、メンテナンス、修理・交換、撤去が含まれる。
大成建設はコンクリート製のセミサブ型浮体基礎の製造効率化や量産化などを目指しており、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募に採択されるなど洋上風力分野の取り組みを進めている。2019年にはイデオル(現・BWイデオル)との間で日本市場向けのコンクリート製バージ型浮体基礎の開発と市場開拓に関する覚書を、22年には仏ブイグ・トラヴォ—・ピュブリシス社と仏アルテリアグループ傘下のドクター・テク・オラフ・オルセンとの間で日本市場向けのコンクリート製セミサブ型浮体基礎の開発に関する覚書を締結した。