2024年4月30日無料公開記事洋上風力発電

青森港と酒田港を基地港湾に指定
国交省港湾局、洋上風力導入に向け

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 国土交通省港湾局は26日、洋上風力発電の基地港湾に青森港と酒田港を指定したと発表した。これにより基地港湾は計7港になる。
 洋上風力発電の導入を巡っては、再エネ海域利用法に基づき、これまで計8海域で事業者の選定が行われた。青森と山形では2023年10月に「青森県沖日本海(南側)」と「山形県遊佐町沖」が促進区域に指定され、両海域で洋上風力発電事業を行う事業者を選定するための公募を今年1月から実施している。
 洋上風力発電の設置と維持管理にあたっては、重厚長大な資機材を扱うことが可能な耐荷重・広さを備えた埠頭が必要となる。このため、国土交通省では、国土交通大臣が基地港湾を指定し、当該基地港湾の特定のふ頭を構成する行政財産を、発電事業者に対し長期・安定的に貸し付ける制度を2020年2月に創設した。これまでに秋田港と能代港、鹿島港、新潟港、北九州港が基地港湾に指定されている。

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