日本郵船は21日、秋田県男鹿市で4月開所を予定している洋上風力発電の訓練センター「風と海の学校 あきた」で実施予定のCTV(作業員輸送船)乗組員向け訓練プログラムについて、7日に日本海事協会(NK)から海技教育訓練認証を取得したと発表した。CTV乗組員向けの訓練プログラムは日本で初めての試みとなる。
シミュレータによる操船訓練について、NKから認証を受けた。認証は教育訓練の品質管理と国際基準を満たすことを示すもので、その発行には訓練の枠組みや評価基準、講師の力量、訓練を受ける顧客の満足度と改善のプロセスも考慮された。訓練では最新の操船シミュレータを使用し、さまざまな気象海象下においても船体を風車の支柱に押し付ける動きを再現し、CTVの操船で求められる高度な航行安全技術の向上を目指す。
同訓練センターではこのほか、作業員向け基本安全訓練と船員向け基本安全訓練を提供している。このほど、同訓練センターのホームページ(
https://kazeumiakita.jp/jp/index.html)を開設し、作業員向け基本安全訓練の受講予約を16日に開始した。残る2つの訓練についても順次ホームページ上で予約を開始する。