三晴マリンにグリーンローン実行
広島銀行、内航船建造で3.7億円融資

　広島銀行は３月31日、内航海運事業者の三晴マリン（本社＝広島県）に対して「＜ひろぎん＞グリーンローン」を実行したと発表した。融資金額は３億6850万円、融資期間は15年。クリーン輸送を可能とする内航船の建造資金として充てられる。同案件により二酸化炭素（ＣＯ２）排出量について年間７％削減が見込まれる。
　同行では、環境省などが定めるガイドラインに整合したファイナンスフレームワーク「＜ひろぎん＞サステナブルローン」を策定。そのもとでＥＳＧ・ＳＤＧｓに関する目標を設定し、達成した場合に金利引下げを実施する「サステナビリティ・リンク・ローン」と、国際原則や政府指針に掲げるグリーンプロジェクトにかかる設備資金のみを対象とする「グリーンローン」の２商品を用意している。また、対外ＰＲ支援として、融資実行時に同行よりニュースリリースを行い、サステナビリティへの取り組みの対外公表を支援している。