2025年2月18日無料公開記事洋上風力発電
洋上風力浮体係留ロープでNK承認
韓国DSR、日本の洋上風力市場に展開へ
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韓国の合成繊維ロープメーカーDSRはこのほど、浮体式洋上風力発電係留用の合成繊維ロープ「OceanMax DM Rope」で、日本海事協会(NK)の承認を取得した。
「OceanMax DM Rope」は、ポリエステル材質の係留ロープ。耐摩耗性に優れたマリン用ポリエステルを使用し、長寿命化を実現している。欧州のオイル&ガス市場向けで実績があり、これまでにノルウェー船級(DNV)と米国船級(ABS)から承認を取得している。今後、日本の浮体式洋上風力市場に貢献できるよう、昨年12月にNK承認を取得した。また、DSRは日本の洋上風力浮体の研究開発にも参加している。
DSRは韓国の総合ロープメーカーで、合成繊維ロープ以外にワイヤロープや硬鋼線、特殊鋼線なども製造・販売している。生産拠点を韓国と中国、ベトナムに持ち、欧米に販売拠点も置いている。日本では20年前から販売拠点を構え、船舶関係や海上プロジェクト向けに販売を展開している。