2024年1月18日
中国市場は2000年代初頭の「資源爆食」から大きく拡大し、海運マーケットにも多大な影響を与えてきた。商船三井の橋本剛社長は「爆発的な成長はほぼ終わった」とみるが、一方で、「絶対規…続き
2023年2月22日
世界全体の船舶修繕工事の5割を手掛けている中国の修繕ドック群。だがコロナ禍では当局の“ゼロコロナ政策”に伴い、これらドックに入渠できなくなる船が続出し、入渠予定だった船の3割が日…続き
2023年2月17日
日本の造船所にとって中国船社/船主には巨大な新造需要がある反面、「国輪国造」政策による制限から参入障壁が高いうえ、リスク要因が増えて難しさが増している。過去に中国企業向けの新造船…続き
2023年2月14日
新型コロナウイルス感染拡大でモノの往来が止まったことで、中国製品への依存度の高さが露呈した。舶用機器については、日本は国産化率が高い点が安定調達の強さにつながっていると言われてき…続き
2023年2月9日
タンカーやガス船のマーケットでも、中国は大需要国として存在感を増している。原油の海上荷動きで中国のシェアは最大で、LPG市場でも需要国としての立場を固めつつある。LNGも一昨年、…続き
2023年2月6日
中国の自動車輸出台数の急増が、自動車船部門に大きなチャンスと課題をもたらしている。年間300万台クラスの大輸出国の突然の出現は、自動車船の船腹需給逼迫と運賃・用船料上昇の一因にな…続き
2023年2月1日
ドライバルクは主要海運部門の中で中国リスクが最も大きい。鉄鋼原料を輸送するケープサイズだけでなく、石炭・穀物を輸送するパナマックスやマイナーバルクを輸送するハンディバルカーでも中…続き
2023年1月31日
世界の海運会社が中国マネーとの付き合い方を考え始めた。リーマン・ショック後の欧州銀退潮の穴を埋めてきた中国の船舶リースが揺れているからだ。圧倒的な規模でマネーを世界の船主に供給し…続き
2023年1月27日
コロナ禍が始まって以降、中国における予見可能性の低さがサプライチェーンにおける新たなリスク要因として浮上している。2021年の塩田港の封鎖に始まり、22年春先の上海ロックダウン、…続き
2023年1月19日
外航船の運航、船舶管理にとって、中国は切っても切り離せない。巨大荷主国、修繕の主要拠点でもある中国には多くの船が寄港し、その分、ゼロコロナ政策のような中国独自の政策から影響を受け…続き
2023年1月17日
国内船主(船舶オーナー)による中国造船所への姿勢が揺れている。従来型のリスクである建造品質については懸念が解消されてきたが、台湾有事などの地政学や政策リスクなどが新たな論点として…続き
2021年9月21日
友聯船廠グループ(Yiu Lian Dockyard Group)は2017年に初の工事を手掛けて以降、多くの実績を積み上げてきた。現在完工した船はモス型で6隻、メンブレン型で2…続き
2021年9月14日
中国遠洋海運グループの上海中遠海運重工(COSCO Shipping Heavy Industry(Shanghai)はメンブレン型のLNG船3隻とモス型のLNG船4隻の修繕工事…続き
2021年9月10日
巨大設備などを背景に世界の修繕基地としての地位を確立した中国。近年はバルカーやタンカーだけでなく、高付加価値船の修繕も手掛けるようになった。オフショア、FPSO(浮体式海洋石油・…続き
2021年8月20日
コロナ禍で国際サプライチェーンにおける新たな中国リスクが浮上している。生産や調達では中国への過度の依存見直しが中長期で進む可能性はあるが、大きな変化が急激に起きるとは考え難い。当…続き
2021年8月16日
かつて先進国向けが中心といわれたタンカーは新興国がリードする市場となり、なかでも中国の存在感が際立つ。昨年春に複数の船種で生じたスポット運賃の高騰を先導したのが中国だった。同国の…続き
2021年8月11日
中国の資源輸入量の増加は、過去20年にわたってドライバルク市況を牽引してきた。2008年までのドライバルク・ブームはもちろん、現在進行中のドライ市況の久しぶりの高騰も、中国の需要…続き
2021年8月6日
中国は船舶修繕でも世界最大の地域だ。1年間に手掛ける工事は5000隻超で、世界全体の実に50%前後を占める。対応力も年々高まっており、バルカーやタンカーだけでなく、大型コンテナ船…続き
2021年8月4日
「わが国は、世界に大きな影響力を持つ海運大国となった」。中国で「航海の日」と定められている7月11日、交通運輸部の趙冲久副大臣は中国の海事産業に関する数字を挙げながら、そう自信を…続き
2020年6月12日
韓国紙によると、現代重工業と大宇造船海洋の統合に関する企業結合審査を進めている欧州委員会がこのほど現代重工に審査の中間報告を行い、タンカーと海洋プラント、コンテナ船では統合による…続き