中国・広州文冲船廠

    2025年3月3日

    《連載》中国造船シェア6割時代③、中国が新造市場の標準に

     「中国建造船を見る機会が多いが、実際に船内を隅々まで見ると、最近の建造船であっても、あれ?と思うところはよくある。このレベルで『中国船の品質もそん色ない』等と評価されているのかと続き

    2025年2月28日

    《連載》中国造船シェア6割時代②、量を追えない韓日、面積増やす中国

     別表は2022年と24年の中国の主要造船所と日韓造船大手の新造船建造量の比較だ。22年は世界全体の竣工量が5000万総トンにまで落ち込み、リーマン・ショック後では最低水準だった。続き

    2025年2月27日

    《連載》中国造船シェア6割時代①、造船一強時代の再来、覇権進むか、「次の中国」見当たらず

    中国造船業の新造船建造の世界シェアが昨年初めて50%を超えた。現在の受注状況からすると、数年内に建造シェアは6割に届く可能性もある。かつて日本造船業が世界シェア50%超を最後に記録続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]中国造船リスクでも影響不透明、日韓建造志向高まっても船台不足

     米国が中国建造船に対して巨額の入港料を科す提案を示したことが、中国造船所での新造船建造の新たなリスクとなっている。もし確定すれば、船社によっては今後、新造商談で韓国と日本の造船所続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]邦船ドライ船隊、中国建造船は一部、影響限定的

     米国による中国建造船への入港料導入案に対する、邦船各社のドライバルク船隊への影響は小さそうだ。邦船各社は日本建造船を主体に船隊整備を行っているほか、用船も日本建造船が主となってい続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]コンテナ船、導入は非現実的との声も、中国船社は風評被害懸念

     米国通商代表部(USTR)は21日、中国建造船などに対して米国港湾入港時に最大150万ドルの入港料を課徴する提案を行った。3月下旬まで同提案に対する意見募集を行う。仮に同措置がこ続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]自動車船、中国建造船転配の可能性も、米国は最大の仕向地

     自動車船にとって米国は伝統的な最大の仕向地、中国は急成長する船腹供給地になり、両国間の貿易紛争を背景とする入港船制裁措置の事業運営とマーケットへの影響を自動車船関係者は注視してい続き

    2025年2月26日

    [米国の中国船措置]タンカー市場への影響は軽微か、VLCC、LNG船など中国建造船、増加傾向も

     米国通商代表部(USTR)が発表した中国関連船に対し米国入港時に巨額の入港料を科すなどの措置案が実現した場合、タンカー市場への大きな影響はなさそうと見る向きが多い。市場関係者は「続き

    2025年2月19日

    《シリーズ》中国造船ファイル、新大洋造船、中型バルカーの高速建造が強み

     新造船市場で中国造船所が対等する中、特に日本の船主をはじめとした有力船主から受注実績を伸ばしている中国の民営造船所を中心に建造設備や実績などのデータ・動向を改めて整理する本シリー続き

    2024年9月27日

    《シリーズ》中国造船ファイル、南通象嶼海洋装備、64型バルカーとケミカル船に強み

    新造船市場で昨年以降に台頭してきた中国の中堅造船所。世界的に船台需給が逼迫する中、中型バルカーを中心に期近な納期を提示することで受注を急拡大し、市場内で台風の目のような存在にもなっ続き

    2024年8月20日

    《連載》中国造船所への集中リスク検証<下>、プライスリーダーとしての懸念も、VLCCやケミカル船も高シェアへ

     新造船市場における中国造船所の影響力が年々高まる中、今後大幅にシェアを伸ばすことが予想される船種も複数ある。2024年以降の竣工予定船の動向をみると、日本や韓国の造船所が長年にわ続き

    2024年8月19日

    《連載》中国造船所への集中リスク検証<上>、シェア7割の船種も、建造ヤード減少加速

     新造船市場では中国造船所の影響力が年々高まっており、2023年は中国が年間受注量で60%、建造量で53%(いずれもIHSマークイット統計)と多大な市場シェアを占めるまでになった。続き

    2024年2月28日

    《連載》海事産業と中国⑨、就航船は寄港と修繕で依存度高く無料

     船が就航した後に必要になる船舶管理の分野で日本と中国の関係を見ると、船舶の寄港地、船員供給源、修繕地の主に3点が浮かび上がる。特に中国との関係が深いのが、大荷主国ゆえの寄港と修繕続き

    2024年2月16日

    《連載》海事産業と中国⑧、自動車船、輸出国首位交代がもたらす構造変化、船腹調達・船型などに影響か無料

     中国の自動車輸出台数が2023年に日本を抜いて世界1位になった。自動車船事業はこれまで最大マーケットの日本に寄るところが大きかったが、中国の影響力がここ数年で一気に高まったことで続き

    2024年2月13日

    《連載》海事産業と中国⑦、あらゆるエネルギーで大需要国に、輸送需要が多様化、輸入国から輸出国にも無料

     エネルギー輸送船の需要や市況にとって中国は大きなプラス要因にもマイナス要因にもなる。それだけ、この分野でも中国の存在感が高まっていることを示す。原油、石油製品、化学品、天然ガスま続き

    2024年2月9日

    《連載》海事産業と中国⑥、ドライバルク、巨大市場の脱炭素戦略に注目、量拡大から質転換へ無料

     中国は鉄鉱石をはじめとする輸入貨物の拡大で20年近くドライバルク市場を引っ張ってきた。中国の鉄鉱石輸入量が頭打ちになるなどこれまでのような量的拡大は見込めない中、今後は質的転換に続き

    2024年2月2日

    《連載》海事産業と中国⑤、川崎汽船・明珍幸一社長、成長3事業をバランス良く強化無料

     中国事業の展開方針について川崎汽船の明珍幸一社長は、ボーキサイトやLNG、電気自動車(EV)の輸送需要の高まりを踏まえ、「川崎汽船の成長を牽引する3事業(鉄鋼原料、自動車船、LN続き

    2024年1月31日

    《連載》海事産業と中国④、日本郵船・曽我貴也社長、LNG強化、自動車・ドライなど安定無料

     日本郵船の曽我貴也社長は中国の海運業への影響力について「今後もあらゆる船種で注目すべき国になる」との見方を示した。同社グループの中国での事業展開では、「これまで積極的に展開してき続き

    2024年1月29日

    《連載》海事産業と中国③、飯野海運・大谷祐介社長、輸出国化で海運の協業機会が増加無料

     飯野海運の大谷祐介社長は、中国で環境問題への取り組みが加速するにつれてクリーンエネルギーの需要が増すとして、「(中国の国土や人口を踏まえた)必要規模を考えると、世界においてキーポ続き

    2024年1月19日

    《連載》海事産業と中国②、NSユナイテッド海運・山中一馬社長、銅精鉱など脱炭素関連貨物に注目無料

     NSユナイテッド海運の山中一馬社長は、中国発着のドライバルク貨物が今後は全体的に減少傾向と見通しつつ、ケープサイズ・バルカーを中心に最も注目すべきマーケットであることに変わりはな続き