コスコ・シッピング・バルク

    2024年2月19日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略、【インド編】(下)、多拠点で営業強化・市場開拓

     邦船各社は現地鉄鋼メーカーとの合弁や長期輸送契約などを通じ、インドのドライバルクマーケットでのプレゼンス向上に取り組んでいる。インドでは現地に拠点を置き、日本人駐在員や現地のロー続き

    2024年2月16日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【インド編】(上)、原料炭・一般炭中心に輸送需要取り込み

     中国に続くドライバルク貨物の需要国として、インドが存在感を徐々に高めている。鉄鋼業では中国が減産政策を掲げ、鉄鋼原料である鉄鉱石や原料炭の需要に頭打ち感が出る中、インドは粗鋼生産続き

    2024年1月19日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【東南アジア編】(下)、集荷営業は日本・現地両輪、配船効率も重視

     邦船社は東南アジア地域のドライバルク貨物集荷について、日本と現地の両輪で営業を行っている。またハンディマックスやハンディサイズによる短期・スポット輸送が多いという特性上、域内での続き

    2024年1月18日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【東南アジア編】(上)、需要はインフラ系貨物中心に増加期待

     邦船社は東南アジア地域発着のドライバルク貨物に対し、日本やシンガポールの拠点から営業をかけている。主力は石炭とセメント、クリンカなどのインフラ系貨物で、中小型バルカーによるドライ続き

    2023年10月5日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【中国編】(下)、対象貨物拡大で営業先が多様化

     中国は鉄鉱石だけでなく他の多くのドライバルク貨物で世界最大の荷主国になった。ケープサイズ・バルカーだけでなく中小型バルカーや専用船ビジネスでも中国の存在感が高まっており、これに伴続き

    2023年10月2日

    《連載》邦船ドライバルク部門の海外戦略【中国編】(上)、環境対応による長期契約復活に期待

     邦船社が2000年代の海運ブーム期に中国の鉄鋼メーカーとの間で決めた鉄鉱石の長期輸送契約が更改期を迎えているが、契約を更改しないか短期契約に切り替えるケースが多く、安定収益の縮小続き

    2023年3月28日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望⑨石炭船/チップ船、飯野海運 竹田篤貨物船部長、安全意識と市場での評価に寄与

     — 石炭船・チップ船事業の概要は。  「国内電力会社向けの石炭船事業では、幅広浅喫水の専用船が2隻、専航船が2隻の計4隻。専航船の残りスペースや不定期船として運航する幅広浅喫水続き

    2023年3月22日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望⑧石炭船、NSユナイテッド海運・今岡孝之 資源エネルギーグループリーダー、石炭火力混焼の輸送需要にも対応

     — NSユナイテッド海運の電力会社向け石炭輸送の体制は。  「当社は2019年、エネルギー輸送業務における営業力の強化を図るため、石炭グループと油送船グループを統合して『資源エ続き

    2023年3月15日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望⑦石炭船、日本郵船・黒沢敦彦燃料炭グループ長、LNG燃料船発注で電力安定供給に貢献

     — 日本郵船の燃料炭事業の現況は。  「幅広浅喫水のポストパナマックス・バルカーを30隻程度運航しており、このうちの7〜8割を電力会社向けの専用船・専航船に投入している。このほ続き

    2023年3月8日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望⑥チップ船、日本郵船・岸剛史製紙原料グループ長、環境と品質向上推進、新技術も積極導入

     — チップ船の運航規模と構成は。  「現在30隻を運航し、船型は360万立方フィート(CFT)程度の中型船と430万CFT以上の大型船が半々だ。チップ船も大型化が進んできたが、続き

    2023年3月2日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望⑤石炭船、川崎汽船・大西慶電力・海洋事業グループ長、COA用幅広船隊サービスを継続

     — 電力会社向け石炭船事業の概要は。  「当社は国内電力会社向けの幅広浅喫水石炭船隊を30隻弱運航している。船型は9万載貨重量トン前後で、2018年から20年にかけ続き

    2023年2月27日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望④石炭船、商船三井・作間淳児電力・風力エネルギー事業群第一ユニット長、LNG燃料・風力装置を電力会社に提案

     — 商船三井の電力炭輸送船隊は。  「幅広船の9万〜14万重量トン型を35隻運航している。このうち自社船の割合は2割程度で、用船は船主5社と契約している。石炭船は毎回日本に寄港続き

    2023年2月20日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望③チップ船、商船三井ドライバルク・蓮実学執行役員、荷主開拓推進、船腹を有効活用

     — 商船三井本体で行っていたチップ船事業を2021年4月に発足した商船三井ドライバルクに移管した。同事業の現在の体制は。  「商船三井時代は木材チップ船部でチップ船のみを扱って続き

    2023年2月15日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望②チップ船、次期更新に向け環境対応船検討、中国・バイオマス需要増で新方式も

     邦船社が国内製紙会社向けの原料輸送に投入している木材チップ専用船は、2010年以前に竣工した30隻以上が退役する2020年代後半に次のリプレースの山が到来する。これに向けてチップ続き

    2023年2月13日

    《連載》ドライバルク専用船事業の展望①石炭船、新造再開機運、環境対応船に更新、輸送需要は長期的に減少へ

     国内電力会社向けの石炭船の発注再開に向けた機運が高まりつつある。脱炭素化をめぐる石炭火力の行方の不透明さなどからここ数年発注がストップしていたが、石炭火力が低炭素化を図りながら今続き

    2022年10月11日

    《連載》ドライバルク貨物の動向⑥<木質バイオマス>、近海船不足で輸送船大型化傾向、需要増も供給制約がネック

     木質バイオマスはカーボンニュートラル(炭素中立)なエネルギーとしてバイオマス発電に利用されており、主に近海船(1万重量トン前後の在来船)やハンディバルカーなどで輸送されている。P続き

    2022年9月30日

    《連載》ドライバルク貨物の動向⑤<鋼材>、運賃改善傾向も船腹不足長期化観測、中国・タイ向けが今年減少

     鋼材は邦船社が運航する近海船(1万重量トン前後の在来船)において日本発アジア向け往航の主要な貨物だ。輸送船社にとって鋼材は、荷動きと運賃が比較的安定している貴重な貨物である一方、続き

    2022年9月26日

    《連載》ドライバルク貨物の動向④<木材チップ>、コロナ禍の落ち込みから回復基調、新興国の成長と通販・環境需要が追い風

     製紙原料用の木材チップは日本のほか中国や欧州が主な需要国で、供給国はベトナム、豪州、ブラジル、チリ、米国など。チップの海上荷動きはコロナ禍による紙の消費量の急減で落ち込んだが、コ続き

    2022年9月21日

    《連載》ドライバルク貨物の動向③<石炭>、ロシア炭禁輸でトレードが変化、代替調達先として豪州炭需要拡大

     ケープサイズから近海船まで幅広い船型で輸送されている石炭は今年、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け、世界全体のトレードが大きく変化した。欧州各国や日本のロシアへの制裁を背景に続き

    2022年9月8日

    《連載》ドライバルク貨物の動向②<鉄鉱石>、中国経済の回復の遅れが足枷に、経済刺激策による輸送需要回復期待

     大型バルカーの主要貨物である鉄鉱石の輸送需要は今年冴えない展開が続いている。最大の需要国である中国のゼロコロナ政策を背景とする経済停滞が鉄鉱石輸入量回復の足枷となった。今後は中国続き