2020年1月30日

稲津晶平氏・川崎重工業基本設計部基幹職

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液化水素運搬船の建造に取り組む川崎重工業。設計を担当した基本設計部基幹職の稲津晶平氏は「液化水素はLNG船よりも低温のマイナス253℃を維持する必要があるので、タンクの断熱技術が最も苦労しました」と話す。同社は種子島の陸上の液化水素貯蔵タンクの実績もあり「開発は船舶だけでなく、全社横断の技術開発本部で専門知識を集約して取り組んでいます」という。タンクの構造は「真空の二重殻構造で、魔法瓶のよ...