2026年3月10日無料公開記事

バルカー16隻4.7億ドルで買船
スターバルク、ダイアナのジェンコ買収前提

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 米NASDAQに上場するバルカー船社スターバルク・キャリアーズは6日、ダイアナ・シッピングと、16隻のバルカーを計4億7050万ドルで買船する契約を締結した。契約はダイアナが現在交渉を進めているジェンコ・シッピング・アンド・トレーディングの買収が成功することを条件としている。これによりスターバルクは間接的にダイアナによるジェンコ買収を資金面で支援することになる。
 スターバルクが買船に合意したのはニューキャッスルマックス1隻、ケープサイズ6隻、ウルトラマックス7隻、スープラマックス2隻。平均船齢は11.4年で、中古買船契約が成立した場合のスターバルクの船隊は計157隻に拡大する。
 スターバルクは既存の手元資金、過去の船隊売却で確保した資金、新規借り入れによって買船資金を調達する。同社のペトロス・パパスCEOは「業界の統合はすべての株主に価値を生むと確信している。ダイアナによるジェンコ買収を支援できることを嬉しく思う。今回の一括取引は、スターバルクの規模、収益力、株主配当をさらに拡大させる一方、健全なバランスシートと低レバレッジを維持するものだ」とコメントした。
 ダイアナとジェンコを巡っては、昨年11月、ダイアナがジェンコに対して、既に保有しているジェンコ株約14.8%以外の発行済み株式すべてを1株当たり20.6ドルで現金によって買い取り、買収する案を提示した。その後今年1月にジェンコはダイアナの買収案を拒否し、逆にジェンコがダイアナの株式100%をプレミアムを上乗せした価格で買収することを提案している。ただダイアナは「当社が提案する全額現金取引が、統合を実現する最適な方法であると引き続き確信している」としており、両社の対立が続いている。
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