新潟に「日本海営業所」開設へ
日鉄エンジ、洋上風力メンテナンス拠点

　日鉄エンジニアリングは4月1日付で新潟県に「日本海営業所」を開設する。今月20日に発表した。新潟東港内に所有する遊休地を洋上風力発電施設向けのメンテナンス事業拠点として活用する。
　同社は新潟、山形、秋田、青森や北陸など、洋上風力発電の開発が進められている日本海側の各海域に対して、風車部品の供給体制の構築や予備品保管などを通じたメンテナンスサービス事業を横断的に展開することを検討している。今回開設を決定した日本海営業所を核にして各関係先とのネットワークを拡充しつつ、洋上風力発電施設向けメンテナンスサービスの事業化を推進する方針だ。
　日鉄エンジニアリングは洋上風力向けO&M（運転保守）サービス事業の推進に向け、洋上風力O&M企業のドイツ・ウインドテクニックや、深田サルベージ建設との協業体制を構築しているが、さらに日本海側の各海域にアクセスのよい新潟東港に事業拠点を設け、競争力のある総合的なO&Mサービスを提供することを通じて、カーボンニュートラル社会実現に貢献していくとしている。