2021年12月20日

近海船の新造船価、20億円超え
発注抑制で船腹不足解消の障壁に

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 近海船の新造船価が鋼材価格の高騰などを背景に上昇している。市場関係者によると、日本の近海船の標準船型である1万4000重量トン前後のツインデッカー(二重甲板型一般貨物船)の足元の造船所提示船価は20億円以上(24年竣工船)となっている。同型の船価は今年竣工船で約16億円で、昨年後半から今年前半の発注船(23年竣工船)でも17~18億円だったとみられる。船価の上昇で近海船社の発注意欲は再び...
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