22年のＶＬＣＣ市況「ＷＳ50～70」
市場関係者予測、需要回復と解撤進展でプラス

　2022年のＶＬＣＣスポット運賃市況は、引き続き原油需要の回復と解撤進展がカギを握る。本紙調べで、市場関係者は22年の中東／極東航路のＷＳ（ワールドスケール）の年間平均を「ＷＳ50～70」のレンジで予想した。ＶＬＣＣの損益分岐点は船によって異なるが、日建て３万ドル程度とした場合、足元のＶＬＳＦＯ価格を前提として22年基準運賃ベースで試算すると、中東／中国航路は「ＷＳ55」程度が必要になる...