《連載》マーケットを読む！⑭＜自動車船＞
下期の荷動きで来年度を占う
日本郵船　関光太郎執行役員

　―　新型コロナウイルス感染拡大による自動車船マーケットへのこれまでの影響は。 　「完成車の海上荷動きは５～６月が底で夏に向かって回復すると予想しており、実際に７月以降回復してきた。米国向けがコロナ前の９割程度まで回復しており、これが寄与して９月の輸送台数は全体で７割の水準まで戻っている。米国は都市部で感染拡大が続くものの、中西部などの地方の販売台数は底堅い。同国で年間計画どおりの出荷台数...