2024年10月30日無料公開記事内航NEXT
栗林商船RORO船でモーダルシフト
イオン北海道、苫小牧—釧路で
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イオン北海道は28日、イオングローバルSCM、栗林商船、センコーと連携し、イオン釧路店に納品する衣料品や食料品などの一部商品を栗林商船が運航する苫小牧—釧路のRORO船を活用した海上輸送による店舗配送を29日から実施すると発表した。物流の2024年問題への対応策の1つで、5月の実証輸送を踏まえて通常稼働できるオペレーションを構築した。
RORO船が運航する月・火・金・土曜日に商品を配送する。食料品については、物量が増加してトラックに積載しきれない場合にRORO船に積載する計画。
この取り組みは順次拡大させる予定で、来春には釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗でも実施する。今後釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗配送にRORO船を活用した場合、トラック運行距離は約83%、CO2排出量は約55%削減できる見込み。また、冬季間の降雪時や災害で陸路や鉄道が遮断された場合の活用も想定する。