2024年8月19日無料公開記事洋上風力発電
ウィンドキャットと船舶管理で提携
アングロ-イースタン、CSOV6隻を管理
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アングロ-イースタンは13日、欧州の洋上風力発電支援船大手ウィンドキャットと提携し、コンストラクション・サービス・オペレーション・ベッセル(CSOV)のテクニカル管理、船員配乗管理を実施すると発表した。ウィンドキャットが新造する6隻の管理を担う。
CMBテック傘下のウィンドキャットは今回の新造CSOV6隻について、既にアングロ-イースタンの技術コンサルティング部門であるアングロ-イースタン・テクニカル・サービスと建造監督で連携している。これらの新造船の引き渡し後にアングロイースタンが船舶管理を実施することになる。
アングロ-イースタンは今回の提携について、「オフショアの再生可能エネルギー分野での技術コンサルティングサービスと船舶管理能力を拡大する当社の戦略における重要な進展だ」と発表の中でコメントしている。
これらのCSOVは水素二元燃料エンジンを搭載する。この種の船で水素を動力源とするのは初という。船型は全長87m、幅20m。最大90人の技術者が最長30日間、洋上風力発電施設のある沖合に滞在できる宿泊施設を持つとともに、発電所のメンテナンス資材を供給する。オランダ造船グループのダメン・シップヤーズのベトナム・ハロンの造船所で建造されており、1番船は2025年に運航が開始される予定。