2024年2月16日無料公開記事洋上風力発電
台湾洋上風力のモノパイル撤去工事受注
ジャンボSAL
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ジャンボSALアライアンスはこのほど、台湾沖の雲林洋上風力発電プロジェクトでモノパイルの撤去工事を受注したと発表した。同プロジェクトについては、トランジションピースの輸送と設置に携わってきたが、業務範囲がさらに拡がった。
撤去工事について、ジャンボSALアライアンスはジャンボが保有する1800トン吊り重量物船「フェアプレーヤー」を投入。水中研磨切断・吊り上げツールとROV(遠隔無人潜水機)を装備し、モノパイルを複数に分けて撤去する。さらに、本船の貨物倉に吊り上げ、地元台湾の港に輸送、岸壁に降ろす。プロジェクトの遂行にあたり、洋上で定位置を維持できるダイナミック・ボジショニング・システム2(DP2)の機能を活用する。
今回の件について、同アライアンスでは、「当社は2021年から同地での発電プロジェクトに参加し、トランジションピースの輸送と据付を行っており、2024年も引き続きこの役割を果たす予定だ。追加案件を受注できたことは、われわれのパフォーマンス、プロジェクト管理、エンジニアリング、据付能力に対する信頼の表れだ」などとしている。