《連載》展望 船主ビジネス⑪
中国建造30隻、不動産投資も拡大
三徳船舶・多賀社長インタビュー

　大阪に本社を置く大手船主の三徳船舶は、中国での新造船建造、資源・穀物メジャーなど海外用船者との直接取引に早くから着手するなど、特色ある経営方針で注目されてきた。中国建造の１番船は約10年前に竣工しており、同船を皮切りにこれまで建造した中国建造船は30隻以上に上る。現在の新造発注残は17隻あり、メジャー系海外用船者との用船契約が多い。最近は国内での不動産投資も拡大しており、多賀征志社長は「...