船型絞り同型船効果でコスト追求
名村造船、ガス船とフェリー受注で将来の備えも

　名村造船所は10日、都内で幹部による記者会見を開き事業の現状を紹介した。昨年までの船価低迷時に赤字受注を回避するため受注をギリギリまで抑え、自社保有での新造発注も合わせながら市況回復を待ったが、船価回復を受けて今年から受注活動を本格的に再開し、短納期受注が進み保有船の転売も実施した。受注船型をケープサイズ型などに絞る営業戦略に転じ、量産効果でコスト削減を追求する考え。これと同時に、大型Ｌ...