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2026年3月23日無料公開記事70周年ビールができるまで

海事プレス70周年ビールができるまで
①プロジェクト始動 

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海事プレス社は設立70周年を記念し、オリジナルビールの製作を進めています。
担当するのは、日ごろ舶用メーカーの現場を取材する記者・岡部ソフィ満有子。
4月の海事展「Sea Japan 2026」での提供に向けて、取材の合間を縫って醸造所を訪ね、ビールづくりに取り組んでいます。
果たして、海事業界の皆さんに喜んでもらえる一杯に仕上がるのかー。


「ソフィさん、ちょっと来て」――昨年11月5日、記者は急に会議室に呼ばれた。 

少し緊張しながら中に入ると、社長から開口一番こう告げられた。 

「ソフィさん、ビール係ね」 

ビール係――?新聞社でビール係とはどういうことなのか。思わず戸惑いながらも、どこか面白そうなことが始まりそうだという、わずかな高揚感も感じていた。 

この時点ではまだプロジェクトの全体像をよく理解していなかった記者。ただ一つ確かなのは、これからビールに関わることになる、ということだった。 

海事プレス社は2026年に創立70周年を迎える。その記念企画の一つとして、4月に東京ビッグサイトで開催される国際海事展「Sea Japan 2026」の当社ブースで提供するオリジナルクラフトビールを製作することになった。来場者や業界関係者に楽しんでもらえる一杯を用意し、展示会での交流のきっかけにしてもらおうという試みだ。
とはいえ、ビールづくりは記者にとってほとんど縁のない分野だ。今回のプロジェクトは、Sea Japan の運営に携わるメンバー2人と記者の計3人で進めている。事業者との調整や準備など実務面を担ってくれている2人は、初めてのビールづくりプロジェクトに右往左往する記者にとって頼もしい存在だ。 
まず取り組んだのは、ビールを実際に醸造してくれる事業者選びだった。クラフトビールの醸造所は全国に数多くあるが、今回は展示会のブースで提供するという事情もあり、どのような形で来場者に届けるのかといった運用面も含めて検討する必要があった。瓶で提供するのか、缶にするのか、どの程度の数量を用意するのか―。Sea Japan 2026での提供方法を考えながら、複数の候補事業者との打ち合わせを重ねていった。 

こうした検討を経て、最終的に神奈川県小田原市のクラフトビール事業者「カウボーイクラフト」(眞壁暁代表)に醸造を委託することが決まった。

(カウボーイ・クラフトのホームページより)

同社はクラフトビールの醸造設備や原料の販売などを手掛け、小規模ブルワリーの立ち上げ支援なども行っている事業者だ。展示会で配布する缶ビールの製造にも対応できる点などが決め手となった。 

今回のプロジェクトでは同社の協力のもと、オリジナルビールのレシピづくりから醸造、缶詰までを進めていくことになる。どんな味のビールにするのか、どのようにつくられるのか―。記者にとっては未知の世界だが、その過程を取材しながら紹介していく。 

さて、次は肝心の味決めだ。小田原のタップルームでいくつかのクラフトビールを飲み比べながら、どんな味のビールにするのか方向性を探ることになった。その様子は次回紹介する。 (つづく)
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