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2024年4月12日無料公開記事SEAJAPAN2024 バリシップ2025

「バリシップ2025」来年5月開催
今治造船社長らが会見、トークショーも開催

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 愛媛県今治市で開かれる西日本最大の国際海事展「バリシップ2025」が来年5月に開催される。東京ビッグサイトで開催中の「SEA JAPAN2024」で11日、インフォーママーケッツジャパンのクリストファー・イブ代表と、今治市海事都市交流委員会会長の檜垣幸人・今治造船社長、今治市の徳永繁樹市長らが記者会見し、来年の開催をPRした。開催記念イベントとして今治造船の檜垣幸人社長、日鮮海運の阿部克也社長、BEMACの小田雅人社長、西瀬戸マリンパートナーズの日野満社長(モデレーター)によるトークショーも行われた。トークショーの内容は後日掲載。
 「バリシップ2025」は来年5月22日〜24日の3日間、今治市のテクスポート今治で開催される。最終日の24日は一般公開日で、子ども向けの共催イベントも実施する。
 バリシップは2009年から隔年で開催しており、今回で8回目の開催となる。コロナ禍の影響で展示会の開催としては4年ぶりとなった前回の「バリシップ2023」は過去最大の約350社が出展し、3日間で延べ約1万6000人が来場した。
 会見でインフォーママーケッツジャパンのクリストファー・イブ代表は「昨年は4年ぶりの開催だったが、ものすごい盛り上がりの素晴らしい展示会となった。来年はそれ以上のエネルギーがある展示会が開催できると思うので、必ず来てほしい」とコメントした。
 檜垣氏は海事産業を取り巻く事業環境の変化に触れ、「バリシップの歴史とともに、これまでもリーマン・ショックやコロナ禍など海事産業には幾度となく大きな波が押し寄せ、その度に海運業、造船業、舶用工業が互いに支え合い、乗り越えてきた。今後はカーボンニュートラルに向けた次世代燃料船の開発や、DXなど激化する国際競争の中で、日本の海事産業を押し上げていかなくてはならない。『バリシップ2025』では新しい技術を集積し、盛りだくさんの内容でお迎えできればと思う」と語った。
 徳永市長は「今治市は20年前(2005年)の合併によって伯方島、波方の船主、今治造船をはじめとした様々な造船所、舶用機器、ファイナンスなどが集積し、日本最大の海事都市を標榜するようになった」と述べたたうえで、村上海賊の歴史やサイクリングなどに触れ「バリシップではi.i.imabari!(アイアイいまばり)』のキャッチフレーズにあるように、“まるごと今治”を存分に楽しんでもらいたい」と今治市の魅力をアピールした。

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