2022年9月8日無料公開記事内航NEXT

内航NEXTセミナー
「内航海運業界の現状(日本内航海運組合総連合会の活動)」
日本内航海運組合総連合会・栗林宏𠮷会長

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「内航NEXT」第1回セミナーで、日本内航海運組合総連合会の栗林宏𠮷会長(栗林商船社長)は、内航海運の社会の中での役割と特徴、業界の現状などを最新のデータを交えながら紹介するとともに、内航海運暫定措置事業の終了を受けて今年度から新体制に移行した内航総連の活動を紹介した。
栗林会長は「内航海運は大宗貨物輸送を担い、陸上輸送に比べ少人数で大量の貨物輸送を実現し、環境に優しい輸送モードとして日本経済を支えてきた」としたうえで、「これからの内航海運業界は、今後の日本における労働人口の減少や脱炭素社会、そして船員の働き方改革などの課題に対応していかなくてはならない。これらに対応すべく、業務の効率・省力化や生産性の向上が必要となってくる。課題解決には荷主をはじめ全てのステークホルダーの理解と協力が必要。国・荷主・内航海運の情報共有・意見交換を通じ連携強化をすることにより、取引環境の改善、船員の労働環境改善、コスト負担への理解などの実現に向けた取り組みを行っていく」と語った。

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