記者座談会／造船この１カ月＜下＞
成約多数も資材高騰で不透明感も
新造船市場、年間受注は記録続々へ

　新造船市場では、コンテナ船やバルカーを中心に成約が表面化しているが、造船所によっては様子見の姿勢も強くなっている。鋼材価格に加えて、その他の資材価格も高騰しており、造船所にとっては建造船と新規商談の双方で影響が出ている。また、韓国造船大手が８年ぶりに全社がそろって年間受注目標を達成したほか、船種別でもフィーダーコンテナ船の発注隻数が過去最高水準に達するなど、残り２カ月を残し、記録的な数字...