1. コラム

2016年5月13日

(199)力行如何

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 世の中はままならぬことが多い。平安時代に君臨した白河法皇(1053~1129年)は“天下三不如意”を口にした。意の如くならざるものとして「賀茂川の水、双六(すごろく)の賽、山法師」の3つを挙げたもの。が、三不如意なら「まだしも」というべきで、中国・唐時代の648年、太宗の命により編纂された『晋書』の羊?傳には「天下不如意、恒十居七八」の記述がある。不如意はいつも十に七八はある、というわけ...