1. コラム

2016年3月4日

(190)ゴッドファーザー

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 繰り返すが、川崎汽船は『KR(Kライン・リエンジニアリング)計画』の推進と低金利時代の到来、自動車船部門の活況などに支えられ、未曾有の危地から脱出した。1980年代から引きずってきた実質経常損が90年代に入るやさらに肥大化し、91年(平成3年)3月期では70億円超の赤字となっていた。黒字に浮上したのは95年(平成7年)3月期。KR計画は93年秋からの運動。「真に身を削るコスト節減を」とい...