1. コラム

2015年6月5日

(153)神仏混淆

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 日本は古来、神道の国である。6世紀、欽明天皇の御世に仏教が伝来し親仏派と排仏派が争ったが、蘇我氏や聖徳太子率いる親仏派が勝利し、仏教は導入された。やがて「神は神化して仏になった」「神は仏と一体である」との教え、解釈が広まり“神仏混淆”の国になったとされている。その後、儒教やキリスト教も伝来し、以来、日本の宗教はチャンポン状態のまま推移している。  こうした状況を見て欧米人は面食らい、ある...