2015年2月6日
(137)落穂拾い
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漱石の『坊ちゃん』に登場する教頭“赤シャツ”やその腰巾着“野だいこ”を見れば、誰だって鉄拳を振るいたくなる。校長の“狸”もいただけない。事なかれ主義、優柔不断が目に余る。日本郵船の宮岡公夫さんがことさら嫌ったタイプであり、社内で見ぬふり、どっちつかず、及び腰などを目にすると決まって雷を落した。さらに傲慢、不遜、厚顔、僭越などは沙汰の限りであり、それこそ拳を見舞うこともあった。そうした行動...
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