2014年12月19日
(131)うたかた
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変転の激しさに呆然とすることがある。アメリカ資本の外航定期船会社がそうだった。「名門」「有力」「巨大」などの枕言葉を冠せられた定航会社がことごとく姿を消して行った。記者はそれを1986年から1999年まで十数年の間に目撃した。
1986年11月、ユナイテッド・ステーツ・ライン(USL)が破産法チャプター11に基づく会社更生を申し立てた。わが国関係者の多くは「強いアメリカのナショナル・ラ...
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