SEA/LNG

    2023年8月29日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス⑤、飯野海運 妹尾邦彦執行役員、船主事業機能を切り分け保有、そして管理へ

     飯野海運がLNG船に参入したのは1994年。邦船大手以外で唯一、LNG船事業を展開するオペレーターだ。60年代にLPG船から開始した液化ガス輸送事業の一環としてLNG船ビジネスを続き

    2023年8月25日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス③、商船三井 濱崎和也常務執行役員、高難度案件で差別化、長契を柱に中短期も

     商船三井は日本向けLNG輸送を基盤に早くから海外へと展開し、その経験が難易度の高いプロジェクトに挑戦する実力を育んだ。砕氷LNG船やLNGインフラ事業等の高難度の事業で差別化をし続き

    2023年8月24日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス②、日本郵船 井浪康之執行役員、顧客・地域に広がり、近年は中印強化

     日本郵船のLNG船事業は、欧州の電力大手向けが目立つが、LNG需要を牽引する中国やインドをはじめとするアジア諸国向けの取り組みも近年強化し、実績を上げてきた。「参画意義」と「収益続き

    2023年8月23日

    《連載》40年目の邦船LNG船ビジネス①、投資好機に描く事業戦略は

     2023年、日本の海運会社(邦船社)がLNG船事業に参入し40周年を迎えた。1983年にインドネシアから日本へのLNGの輸送で参入し、日本の荷主、造船所、金融機関など関係者ととも続き

    2022年7月4日

    《連載》LNG最新事情⑨、建造ヤード6社体制へ、追加参入あるか

    ■中国ヤードに新規参入の動き  LNG船を建造する韓国造船大手や滬東中華造船では、既に2026年納期での成約が多数顕在化している。4社の建造能力は年間40~50隻だが、仮にカ続き

    2022年7月1日

    《連載》LNG最新事情⑧、新造船市場、カタール始動で船台不足に拍車、新規案件27年納期へ

     LNG船の新造船市場を取り巻く環境は昨年から今年にかけて一変した。今年のLNG船の新造発注は本紙集計で90隻規模となり、過去最高に達した。LNG船を建造する造船所の船台需給のひっ続き

    2022年6月20日

    《連載》LNG最新事情⑦、日本エネルギー経済研究所・橋本裕研究主幹、露産ガスを巡り欧州動向は不透明

     LNG価格は昨年に引き続き高いレベルで推移する見込みだ。中国や東南アジアが高水準のLNG価格を嫌い、需要が減退する可能性も指摘されるが、ウクライナ情勢などの影響で欧州の旺盛な需要続き

    2022年6月7日

    《連載》LNG最新事情⑥、JOGMEC調査部・白川裕担当調査役、LNG需要地として欧州が急伸

     昨年、中国が日本を抜き世界最大のLNG輸入国となったが、ウクライナ情勢を受け、LNGの主要需要地が入れ替わる可能性が出てきた。「今年、欧州が世界トップのLNG需要地となるだろう」続き

    2022年6月2日

    《連載》LNG最新事情⑤、飯野海運 妹尾邦彦執行役員、LNG船・関連事業のリスク・リターンを管理

    ■安定地域からの供給、成長促す  ― LNGを取り巻く状況の変化をどう認識しているか。  「LNGはトランジションエナジーとしての位置付けを越えて、足元では現実的な環境問題続き

    2022年6月1日

    《連載》LNG最新事情④、川崎汽船 金森聡執行役員、シンガポールへ管理移管で体制強化

    ■トランジション期、想定より長く  ― LNGに関する環境変化をどのように認識しているか。  「昨年10~11月の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を境続き

    2022年5月31日

    《連載》LNG最新事情③、商船三井 濱崎和也執行役員、長期契約主眼にLNG船隊拡大へ

    ■長期のLNG貿易量増を確信  ― LNG需要は変化しているか。  「ウクライナ危機でLNG需給の様相が変わった。2020年は低・脱炭素の流れでLNGも化石燃料の1つとして続き

    2022年5月30日

    《連載》LNG最新事情②、日本郵船 渡辺浩庸執行役員、中印欧と増える事業の核

    ■LNG船投資、当面積極的に  ― LNG需要をどう見通すか。  「昨年来中国を中心とするアジア、地下ガス貯蔵在庫が減少していた欧州で強い需要が見込まれていたが、ロシアのウ続き

    2022年5月26日

    《連載》LNG最新事情①、LNG船投資、広がる機会と課題

     LNG(液化天然ガス)を取り巻く状況がいま大きく動いている。化石燃料の中で環境に優しいLNGは脱炭素に向けたトランジションエネルギー(移行期の燃料)として当面の需要増加は従来から続き

    2021年9月21日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応④、友聯船廠グループ、計33隻完工、高付加価値船の修繕に注力

     友聯船廠グループ(Yiu Lian Dockyard Group)は2017年に初の工事を手掛けて以降、多くの実績を積み上げてきた。現在完工した船はモス型で6隻、メンブレン型で2続き

    2021年9月14日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応②、上海中遠海運重工、300人以上に訓練、GTT承認も

     中国遠洋海運グループの上海中遠海運重工(COSCO Shipping Heavy Industry(Shanghai)はメンブレン型のLNG船3隻とモス型のLNG船4隻の修繕工事続き

    2021年9月10日

    《連載》中国修繕ドックのLNG船対応①、上海華潤大東船務工程、人材・設備に5年前から本格投資

     巨大設備などを背景に世界の修繕基地としての地位を確立した中国。近年はバルカーやタンカーだけでなく、高付加価値船の修繕も手掛けるようになった。オフショア、FPSO(浮体式海洋石油・続き

    2020年10月21日

    《連載》スモールスケールLNGの胎動<上>、中国・離島向けで注目、事業化には壁も

     タンクコンテナを利用したLNG輸送、いわゆるスモールスケールLNGが静かに動き始めている。今のところ主な需要地は環境対策で利用が増えている中国向けで、日本発でも昨年以来、複数の中続き

    2019年12月25日

    《連載》LNG輸入50年/《海運造船座談会》日本海事産業とLNG船ビジネス<下>、契約短期化で重要性増すリスク分散

    ■トラブルの増加  司会 LNG船ビジネスに関わるクラスターに対する評価や要望は。  河野「従来のLNG船ビジネスは長期契約が主体で、日本の造船技術やファイナンスなどが競争力の源続き

    2019年12月24日

    《連載》LNG輸入50年/《海運造船座談会》日本海事産業とLNG船ビジネス<中>、日本造船、求められるロット対応力

    ■安全・品質に強さ  司会 邦船社のLNG船ビジネスにおける強みと課題は。  河野「われわれの強みは日本の顧客に鍛えられたことで、コスト競争力、品質、安全に対する考え方を高めてき続き

    2019年12月23日

    《連載》LNG輸入50年/《海運造船座談会》日本海事産業とLNG船ビジネス<上>、競争環境が激変、成長分野取り込む術は

     日本が培ってきたLNG船ビジネスは初期のコンソーシアム方式から個別対応へと変化を遂げてきた。市場が急速に拡大する今、日本の海運、造船がこの成長分野にいかに取り組んでいくのか。日本続き