住友重機械・船舶

    2025年10月20日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う⑦、FFAに外部マネーが流入

     FFAの市場規模は、原油や穀物など主要な商品先物と比べると非常に小さいことは前回述べたとおりである。それでも、2020年以降の海運マーケットの盛り上がりを受け、FFAは出来高・取続き

    2025年10月17日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う⑥、FFAの市場規模と流動性

     FFAをヘッジ目的で利用する際には、市場の出来高と取組高を必ず確認しておく必要がある。  出来高とは、一定期間内に成立した売買数量を指し、この数値が大きいほど市場の流動性が高い続き

    2025年10月16日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う⑤、エクセノヤマミズ 大本博司 氏、FFA取引の仕組み

     先物取引というと、取引経験のない方にとっては「何となく手を出すと危険な取引」という印象を持たれているかもしれない。しかし、実際には非常に優れた仕組みであり、厳格なルールのもとで運続き

    2025年10月14日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う③、エクセノヤマミズ 大本博司 氏、ヘッジの概念を正しく理解

     ここからは、実際にFFA取引を行う際の基本についてお話したい。  まず前提として、ヘッジの概念を正しく理解しておくことが非常に重要である。  新聞などで「海外の船社がFFA取続き

    2025年10月10日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う②、エクセノヤマミズ 大本博司 氏、人員体制と資金が必要

     FFAの取引で大切なのは、自分が持っている現物ポジションのリスクをきちんと把握することだ。ロングやショートのポジションがどれくらいあるのか、時価評価がどう動いているのか、どの程度続き

    2025年10月9日

    《連載》船舶用船料先物取引(FFA)を知る・使う①、日本は大手オペ・商社中心に利用

     海運市況の変動リスクをヘッジする手法として、船舶用船料先物取引(フォワード・フレート・アグリーメント=FFA)の利用がドライバルク部門を中心に海外で一般化している。日本でも邦船大続き

    2025年10月9日

    【船舶金融伝統行座談会】<下>、伊予銀行・愛媛銀行・広島銀行、多様化する船主ビジネス支える

    参加者(社名五十音順) 伊予銀行 上席執行役員・シップファイナンス部長 松崎哲也氏 愛媛銀行 船舶ファイナンス部長 矢野健太郎氏 広島銀行 船舶ファイナンス部長 岡村正之氏 続き

    2025年10月8日

    【船舶金融伝統行座談会】<中>、伊予銀行・愛媛銀行・広島銀行、中国建造、リスク確認し現実対応

    参加者(社名五十音順) 伊予銀行 上席執行役員・シップファイナンス部長 松崎哲也氏 愛媛銀行 船舶ファイナンス部長 矢野健太郎氏 広島銀行 船舶ファイナンス部長 岡村正之氏 続き

    2025年10月7日

    【船舶金融伝統行座談会】<上>、伊予銀行・愛媛銀行・広島銀行、数年内に融資残高ピーク到来

     船舶金融の伝統行は融資残高を増やしており、数年内に当面の残高ピークが到来する見通しだ。一方、船価高や国内造船所の先納期などを背景に29年以降の新造案件はまだ少なく、金融機関は船主続き

    2025年3月28日

    《連載》海運支え続ける船舶保険④、損害保険ジャパン、専門人材の知見と経験を活用

     日本の損害保険3社に現状や今後の展開などを聞く連載、損害保険ジャパンは、海上保険部船舶保険グループの廣瀬梨絵グループリーダーと大地亜紀子課長代理がインタビューに応じた。同社は、事続き

    2025年3月27日

    《連載》船舶金融最前線、船舶融資、今後の注力ポイント、環境対応船や船舶管理の評価重要

     船舶融資を手掛ける金融機関に今後力を入れていく取り組みについて聞いたところ、環境対応船やその船舶管理能力についての評価が多く挙がった。担保価値や船主の力量に直結するだけに関心が高続き

    2025年3月27日

    《連載》海運支え続ける船舶保険③、東京海上日動火災保険、社会課題の解決に向け保険以外の領域も

     日本の損害保険3社に現状や今後の展開などを聞く連載、東京海上日動火災保険は、海上業務部の石嶋大之ジェネラルマネージャー、同部船舶業務グループの小嶋一由マネージャーがインタビューに続き

    2025年3月26日

    《連載》海運支え続ける船舶保険②、三井住友海上火災保険、変化に対応できる社員のスキル強化

     日本の損害保険会社は長年にわたり、船主をはじめとする顧客に船舶保険を提供し、強固な関係を築いている。近年は船舶の大型化、高額化に伴う事故の巨損化、資材単価や人件費などのインフレ、続き

    2025年3月25日

    《連載》海運支え続ける船舶保険①、船舶大型化、インフレの影響継続、新燃料船など業界の環境に即応

     国内損害保険各社は来月、船体保険について、他の保険会社にリスクを転嫁して支払いリスクを分散させる「再保険」の更新を迎える。更新に向けて、海外の再保険会社との交渉が続いているが、イ続き

    2025年2月28日

    《連載》船舶金融最前線、中国建造船への融資拡がる、金融機関、船主ニーズで現実路線

     金融機関が中国建造船への融資に門戸を開き始めた。国内の船台不足などを背景に国内船主が中国造船への関心を高めており、現実的な対応が必要との認識が拡がってきたからだ。日本の海事クラス続き

    2025年2月25日

    《連載》存在感増す海外船舶管理会社⑨、ウィルヘルムセン・シップ・マネージメント、アフリカなどで船員の採用活動強化

     1861年創立の世界的な海運企業グループであるノルウェーのウィルヘルムセン・グループの船舶管理会社ウィルヘルムセン・シップ・マネージメント(WSM)は1975年の設立。管理船は5続き

    2025年2月21日

    《連載》船舶金融最前線、船舶融資関係者、残価リスクを注視、環境動向も

     船舶融資に携わる金融関係者の多くは、今後の融資における注意点として残価リスクを挙げる。新規融資で円高やコスト増のリスクをどう織り込むのか、環境対応船の登場で既存船の価値がどうなっ続き

    2025年2月20日

    《連載》存在感増す海外船舶管理会社⑧、ウォーレム・グループ、組織面強化し、業界の脱炭素に対応

     ウォーレム・グループは1903年に上海でノルウェー出身の創業者がブローカー業を立ち上げたのが会社の起源だ。1925年から香港に本社を置き、現在は世界19カ国で事業を展開しており、続き

    2025年2月18日

    《連載》存在感増す海外船舶管理会社⑦、OSMトーム、技術管理拠点の新設でサービス強化

     船舶管理会社大手のノルウェー・OSMマリタイム・グループとシンガポール・トームグループが2023年5月に合併して発足したOSMトーム。合併から間もなく2年を迎えるが、船舶技術管理続き

    2025年2月14日

    《連載》存在感増す海外船舶管理会社⑥、フリート・マネージメント、船員の安全と福利を常に最優先事項に

     フリート・マネージメントは香港のカラベル・グループ傘下の船舶管理会社。技術管理下にある船舶は約650隻、2万7000人以上の船員ネットワークを抱えるほか、陸上スタッフ 1200人続き