宿利正史・日本海事センター会長

日本海事センターの宿利正史会長は、「わが国の経済・社会の基盤をなすサプライチェーンは国際分業体制の進展により、グローバル化しています。しかし、近年はコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻などに伴い、脆弱性が顕在化しています」と指摘する。こうした中で、「荷主と船社がパートナーシップを構築し、サプライチェーンが抱える課題を克服し、最適化を追求する動きが進みつつあります。例えば、貨物情報の可視化や輸送...