小笠原和夫・三菱鉱石輸送社長

およそ10年ぶりの高値水準で推移する現在のドライバルク市況に対して、海運ブームが始まった2003年頃に似ているという声も上がり始めている。日本郵船でドライバルク輸送本部長を務めた三菱鉱石輸送の小笠原和夫社長は「確かに当時と似ている部分はあると思います」と述べたが、「当時は中国の造船業が勃興期だったため造船キャパシティが日本と韓国にしかなく、急増する鉄鉱石などの輸送需要に追いつきませんでした...