台湾、高雄に洋上風力向けケーブル工場開所

　台湾のケーブル大手ウォルシン・リーファは6日、高雄に洋上風力向け電力ケーブル工場と高雄港A6-A埠頭の開所式行ったと発表した。工場はウォルシン・リーファとデンマークのケーブル大手NKT傘下のNKT HVケーブルズとの合弁企業ウォルシン・エナジー・ケーブル・システム（WECS）が運営するもので、2027年初頭までに型式試験と事前資格認定プログラムを完了し、2027年第3四半期に商業生産を開始する予定だ。
　ふ頭はWECSと台湾国際港湾が共同で建設するもので、海底ケーブル専用ふ頭として運用する。WECSの工場で製造される全長数百kmの海底ケーブルを船舶に直接積み込み、「積み替えゼロ、遅延ゼロ」の一貫したオペレーションを実現するとしている。