2025年10月15日無料公開記事洋上風力発電

完成間近のSEP船建造契約解除
シートリウム、マースクOWから

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 シンガポール造船大手シートリウムは10日、米洋上風力プロジェクト向けのSEP船の建造契約について、契約解除の通知を受け取ったと発表した。船はマースク・オフショアウィンドが発注したもので、すでに約98.9% 完成していた。シートリウムは現在、契約解除通知の正当性などを精査しているとした。
 建造契約は2022年3月に締結され、契約額は約4億7500万ドル。竣工後はエクイノールが米国沖で開発を進める「エンパイア・ウインド1」洋上風力プロジェクト向けに投入される予定だった。
 シートリウムは9日に通知を受け取り、現在は法的措置も考慮しつつ、最終顧客であるエクイノール子会社の「エンパイア・オフショア・ウインド」との協議を含めて、実現可能な解決策を模索していく方針だ。

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