2025年5月29日無料公開記事洋上風力発電
カデラー、中国企業からSEP船買船
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カデラーは22日、上海博強重工グループから2024年建造の2200トン吊りSEP船“BOQIANG 3060”を買船することで合意したと発表した。洋上風力のO&M(運転保守)需要の高まりに対応することを目的とする。引き渡しは今年第3四半期で、カデラーは運用能力の向上と既存の船隊との連携強化のため、アップグレード工事を行う予定だ。これにより同社のSEP船隊は12隻に拡大する。
買船後は“WIND KEEPER”に改名する。アップグレード後は15MW級風車の設置支援が可能となるとしている。同船への投資額は現時点では明らかにしていないが、買船の資金はオランダ中央銀行が融資する。
カデラーは現在7隻のSEP船を運航しており、発注残は4隻となっている。