2025年2月18日無料公開記事洋上風力発電
浮体式洋上風力の共通基盤開発へ
NEDO・GI基金事業、FLOWRAが実施
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は13日、グリーンイノベーション基金事業の洋上風力発電の低コスト化プロジェクトで、フェーズ1の5つ目の研究開発項目である「浮体式洋上風力における共通基盤開発」について浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)の提案を採択したと発表した。
研究開発について、具体的には、「浮体システムの最適な設計基準・規格化等開発」「浮体システムの大量/高速生産等技術開発」「大水深における係留・アンカー施工等技術開発」「大水深に対応する送電技術の開発」「遠洋における風況観測手法等の開発」の5つのテーマに取り組む。
同項目では今後の浮体システムの規格化や浮体の大量生産、排他的経済水域(EEZ)への展開も見据えた大水深などへの課題に対応すべく、国内企業を中心とした協調体制を構築し、グローバル市場も意識した国際標準などの実現を図る。また、実証事業を行うフェーズ2との連携も視野に実施していくことで、浮体式洋上風力の早期社会実装を図るとともに、日本の洋上風力産業の競争力強化を目指す。