中東—極東、WS今年最低値更新
VLCC市況、中国向け荷動き鈍く

　中東−中国航路のVLCCスポット運賃市況の軟化が続いている。マーケットレポートによると、6日付でWS（ワールドスケール）は43.1となり、今年最低値を更新した。低硫黄油（VLSFO）を使用した場合の日建て用船料換算で2万1000ドル程度で、3万ドル前後とされる損益分岐点を下回る水準。原油の大需要国である中国向けの荷動きが低調であることが主因とみられる。足元まで北半球での冬場の需要期の盛り...