《連載》Fleet Data船腹調査
（２）原油船
解撤が減速、既存船の２割が高齢船

　ベッセルズ・バリューによると、世界の原油船の就航隻数はＶＬＣＣが797隻、スエズマックスが563隻、アフラマックスが693隻となった。2019年の純増数はそれぞれ64隻、19隻、28隻。19年は運賃マーケットの先高観により解撤の停滞が目立った。解撤対象となる18歳以上の高齢船は原油船全体の約２割となっている。 　19年の解撤隻数はＶＬＣＣが４隻（前年は29隻）、スエズマックスが７隻（同2...