内航旅客船員最低賃金引き上げで一致
交政審船員部会、具体額引き続き議論

　国土交通省が20日に開催した交通政策審議会海事分科会船員部会の海上旅客運送業最低賃金専門部会で、内航旅客船員の最低賃金引き上げる方向性について労使が一致した。具体的な引き上げ額については合意に至らず、引き続き議論する。 　労働者委員の全日本海員組合政策局・遠藤飾総合政策部長は「最低賃金の見直しは優れた能力を持つ船員の確保に役立つうえ、船員とその家族の生活が安定し、資質向上にもつながる。...