2020年2月14日次代への戦訓
《連載》次代への戦訓
450億円の支援で時間的猶予
第一中央汽船・薬師寺正和氏④
-
当時の第一中央汽船にはもうほとんどお金がなく、社長就任まで会社がもつのかと考えたほどだった。ところが、社外の方々はそれほど深刻な経営状態だとは思っていなかったので、協力をお願いしに行っても「商船三井が何とかするのが先決だ」と言われた。
社長になってまず考えたのが資金繰りで、まずは商船三井から資金面の支援を受け、さらに含み益のある所有船や優良な契約などを売却することにした。
再建策をま...
新規会員登録の方はこちら
- ・新規会員登録はこちらからお進みください。
- ・フリートライアルの申込みもこちらから。