2019年9月25日次代への戦訓
《連載》次代への戦訓
船が足りなくなる恐怖感
川崎汽船 朝倉次郎氏②
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2003年後半から始まった海運ブーム前夜の様子を振り返りたい。
2000年前後に中国と日本の粗鋼生産量がほぼ一緒になった時期があった。中国がこれだけ鉄を造り出しているのに運賃があまり上がらないのはなぜかと、みんなで不思議に思っていた。ブーム前夜かなという気はしたが、ドライ市況は全く上がらない。どの船型も5000ドル、6000ドルというのが続いていて、海運は不況産業という諦めムードだっ...
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